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作品づくりと作品展示 |
作品づくりは、作業療法の手段の一つとして広く用いられており、作品づくりを通して、身体面・精神面・あるいは認知面などへ様々な効果が期待できます。 |
作業療法では、身体能力を引き出すよう、介助量を調節したり、姿勢についても検討します。スムースに作品制作が行えるよう事前にストレッチやマッサージ等を行う場合もあります。また、自助具等の利用が能力発揮の引き金になる場合もあります。また、数人で一つの作品を作るグループ訓練も行っており、入所者間の交流も図っています。しかし、いくら理屈を並べたところで“意欲”という力に勝るものはなく、それを引き出すには入所者と作業療法士の信頼関係作りは不可欠です。そして、楽しめることや完成したときに達成感を感じられることで、次への意欲が生れてくるものと信じています。 |
一般的に作品と呼ばれる物には、見た目の印象や精巧さなど、仕上がっている状態に目が向きがちですが、当園入所児(者)の作品では、その完成度よりむしろ完成するまでのプロセスに作品の魅力が詰め込まれていると思います。どうやって作ったのか、どのくらいの期間で作ったのか等、完成するまでのプロセスを知ることで作品の 印象が変わってきます。 |
作業療法では様々な活動を行っていますが、その一つに作品づくりがあります。作品とひとことで言っても、水彩画、貼り絵、ステンシル、マクラメ等、その種類は多様です。現在、リハビリテーション科に展示あるいは保管されている作品の数は100点を超え、さらに毎月数点の新作が登場しています。 |
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