第六療育課(こすもす棟)の紹介
第6療育課は平成11年に開設された療育課で男性と女性の居室がそれぞれ5つずつあり、1居室に5~6人の利用者さんが生活しています。自力で歩ける方もいますが、近年、医療度の高い方も増え約2/3の方がベッドを使用している状況です。
療育課内は廊下やサンルームがとても広く開放的で木目調の家具も多く、画家サカイトシノリさんの優しいタッチの壁画が所々に描かれており落ち着いた空間になっています。
サンルームの一角では週に4回、旭川養護学校の訪問授業が行われていますが、そこから楽しそうな歌や音楽が聞こえてくるため、生徒以外の利用者さんが自然に引き寄せられることも多々あります。
第6療育課にはパロという名前の「あざらし型介護ロボット」もいますが、話しかけたり撫でてあげると どんどん学習して、甘えるような声をだし愛らしい仕草を見せてくれるので、利用者さんはじめ職員も日々癒されています。
ぜひ皆さんも利用者さんやパロに会いに、第6療育課に遊びに来て下さいね。
看護の特徴
当課は小学低学年から70歳代の利用者さんが入所されています。自力で動ける利用者さんがいる一方で呼吸器を装着しているなど医療度の高い利用者さんも増えてきています。
永久気管孔、ストーマ造設、白内障、腎結石、大腸カメラなどで入院、受診の件数が年々増えてきています。
以前は自力で経口摂取出来ていた利用者さんも徐々に食事介助が必要になり、むせてうまく食べられなく、食事形態を変更することも増えてきました。
それでも食事をおいしく楽しく摂取することは大切と考え、胃瘻があっても経口摂取し、経口摂取が厳しい時は胃瘻から注入するという方法を行っている利用者さんもいます。
これからも安全で安心できる生活の提供を目指しています。
育成(活動)の特徴
当課はそれぞれの個性に応じて楽しめる日中活動を目指し取り組んでいます。呼吸器等を使用していてなかなか居室から出られない利用者の方にはリラックスを目的に音楽やディフューザーを用いて香りを楽しみながらマッサージを行ったり、フットマッサージャーやスチーマー等の機器も充実してきたので男女問わず活動に取り入れ好評です。
色々な素材の感触を楽しんでいただく感覚遊びやスヌーズレンなどでもゆったりした時間の提供を心掛けています。
比較的元気の良い方々はカラオケや楽器遊び、パズルやカードゲーム等趣味の合う利用者さん同士では遊びも盛り上がります。
保育士による絵本の読み聞かせや紙芝居、エプロンシアターなどの活動を実施していると、近くにいる利用者さんも興味を惹かれ参加してきます。
療育園で一番広い病棟の利点を生かし、サンルームから男女廊下いっぱいを使用してスタンプラリーの様な活動も可能です。
サンルームには共用のDVDやCD,絵本やタブレット等も用意していますので、その場で音楽を聴いたり絵本を見たりと、利用者さんがたくさん集まるサンルームはいつも賑やかです。
設備の紹介


