
理学療法係に理学療法士10人、作業療法係に作業療法士9人、言語療法係に言語聴覚療法士6人が所属しています。
「身体機能の維持・改善」「発達の促し」「日常生活の支援」「潜在能力の発掘」「生きがいとなる活動」などを目的として、個別リハビリ、グループリハビリを行っています。
理学療法(Physical Therapy:PT)
利用者さんが持っている力を最大限まで引き出し、繰り返し行うことで経験をつみ、日々の生活でそれを発揮できるよう支援しております。運動や発達の支援
日常生活の支援
- リラックスして過ごす
- 呼吸ケア
- 生活環境の調整
作業療法(Occupational Therapy:OT)
作業療法係では、入所、通園、外来、地域在宅の他機関との連携など様々な支援を行っています。作業療法を通して利用者の皆様が、主体的で楽しみや生きがいをもって過ごせるように、運動、遊び、学び、日常生活動作、対人交流、余暇活動などへの発達の支援や、自助具、スイッチ、姿勢保持具等の環境調整などに対しても支援を行っています。
以下に、当園で行っている作業療法の一部をご紹介します。
遊びに対する支援
遊びを通し、姿勢、感覚遊び、手の操作、認知、コミュニケーションなどの支援を行っています。製作活動
製作活動を通し、姿勢や手の操作だけでなく、完成したことで達成感や自信につながるよう支援を行っています。園内、園外で作品の展示会も行っています。
日常生活動作に対する支援(主に、食事)
遊びや製作活動などを通し、手の操作の練習や、自助具や姿勢への配慮を行いながら食事動作を練習しています。グループ活動
利用者様のコミュニケーションの機会や興味を考慮して、いくつかのグループ活動を行っています。- 製作グループ
- カラオケグループ
- アイドルのファンクラブ活動
音楽DVDを鑑賞しています - おしゃれラビットの会(女性の利用者のグループ)

利用者が中心に新聞の企画、編集、発行

利用者が中心に新聞の企画、編集、発行
作業療法係主体のイベント・行事
当園独自の電動車椅子試験
試験を受けた利用者には免許証を交付しています。

テレビゲーム大会
当園のTool Boxと協力し利用者が使いやすいコントローラーやスイッチを作製して使用し、病棟対抗のゲーム大会を実施しています。
環境調整(自助具、スイッチ、姿勢保持具)

スプーンの自助具

玩具のスイッチ

電動車椅子のコントローラー

座位保持装置のクッション
言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing Therapy)
当園での言語聴覚療法:コミュニケーション手段や食べることに困難さを持つ方々に対し、機能獲得や改善、必要に応じて代替手段の使用練習など、さまざまな支援を行っています。コミュケーションについて
コミュニケーションを行う際、使用する手段はことばだけでありません。発声、表情、視線、身振り、手振りなどが用いられます。
しかし、重症心身障害児(者)の方々の中には、これらの手段を用いることが困難な場合があります。
バイタル(心拍数など)、あるいはまばたき、発汗、涙などを用いる方もおり、その方々に合わせた関わりを工夫する必要があります。
認知理解すること・他者に対する興味関心を持つこと・何らかのサインで気持ちを表すこと・聞くこと・話すことなどに関わり、一人ひとりの持っている力を生かした手段でコミュニケーションがとれるような関わりをしています。
- 遊びを楽しむ
- 音に気付く
- やりとりを楽しむ
- 身振り・手振りなどサインを出す
- 相手に気持ちを伝える
- 絵や文字、機器などを活用する
摂食嚥下について
当園では“より安心・安全な摂食嚥下”をテーマに、食べる楽しみや味覚を感じることを大切にしています。食事中に直接顔に触れてコントロールすることで、口唇や頬の動きの補助を行います。
また、口腔の状態を整えるため、マッサージなどの食べ物を使わない訓練なども実施しています。
安全に経口摂取を継続するため、食形態の選定や介助法・姿勢の検討を行っています。
間接訓練
美味しく安全に食べるために、口腔器官のコンディションを整えます- 口腔器官のマッサージ
- 口腔ケア
直接訓練
食べる事を楽しむ、食べやすいように口の動きを介助することもあります作品紹介








