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医療型障害児入所施設・療養介護 北海道療育園 診療部の紹介

北海道療育園診療部を紹介!

診療部長 徳光亜矢

診療部は検査科、薬剤科、放射線科、臨床工学科、リハビリテーション科、栄養管理課、そして医局から構成されています。

検査科は現在2人体制で、生化学検査こそ外注ですが、血液検査、血液ガス分析、電解質検査、アンモニア検査、尿検査に加え、細菌検査も行っており、抗菌薬が必要な場合迅速に対応でき助かっています。また各種迅速検査やCOVID-19の抗原定量検査(HISCL)も稼働しています。さらに脳波や心電図検査も行っています。

薬剤科は現在、薬剤師3人と薬剤助手3人体制です。当園には病棟が6つあるので薬剤師一人につき2病棟を担当しています。新規抗てんかん薬や漢方薬なども充実しており、薬剤整理などの相談にものってもらっています。

放射線科は現在一人体制です。単純撮影、X線テレビ装置による透視、CT撮影に対応しています。また数年前からCTは外部に読影も依頼できるようになり、助けられています。入所者の方に寄り添った撮影がウリです。

臨床工学科も一人体制です。入所者の方々の重症化、高齢化が進む中で臨床工学技士の出番は増える一方で、様々な医療機器のメンテナンスや修理、困りごとに引っ張りだこ状態です。

リハビリテーション科は25人と診療部の中でかなり大所帯ですが、それでももっと人数がいてほしい部署です。こちらも入所者の方々の重症化に対応すべく、セラピストたちが頑張っています。体のケアだけでなく、心のケアもしてくれる、ありがたい存在です。

栄養管理課は栄養士4人体制ですが、320名を超える入所者の細やかな栄養管理を行うにはもっと人がいてもいいと思っています。食は命をつなぐ手段でもあり、治療でもありますが、何より人生の大きな楽しみです。入所者の方々が少しでも人生を楽しめるように、細やかなたくさんの工夫をしてくれています。

これらの部署の代表者と診療部長である徳光で、月に一度診療部会議を行い、各部署や入所者の方々の情報共有を行っています。時に座談会のようになることもありますが、ここで困りごとが明らかになり、問題の解決につながることもある「良い会議」と自負しております!

最後に医局です。医局員は現在非常勤も含めると14人になります。小児科医だけでなく、小児外科医、眼科医、内科医、産婦人科医など出自も得意分野も異なるメンバーがいて、お互いに協力し合って全入所者をみています。風通しの良い、健全なディスカッションができる医局を目指してやっています。