理学療法係に理学療法士3人、作業療法係に作業療法士3人(4月~4人)、言語聴覚療法に言語聴覚療法士3人、リハビリテーション工学係にリハビリテーション工学士1名が所属しています。
私たちリハビリテーション科が大切にしていること
私たちは、入所されている方々や外来の方、地域で出会う子どもたちとそのご家族、そして彼らを取り巻く環境に働きかけながら、支援を行います。子ども・本人への関わりでは、得意分野を活かした環境づくりを行い、相談やコミュニケーション能力を高めることを大切にします。
ポジティブな感情や態度を引き出し、発達段階に応じた支援を通じて将来の問題を予防します。
また、生活の中では難しい運動や姿勢を提供し、最適な挑戦を引き出していきます。
家族への支援として、孤立を防ぎながら相談力やコミュニケーション力を高め、前向きな考えを持てるようサポートします。
子どもの将来像を共に考え、次のステップへ進むための支援を行います。
さらに、じっくりと話を聞き、心の揺らぎに寄り添うことを大切にします。
環境・地域への働きかけでは、安心・安全な治療的環境を整えるとともに、生活環境に基づいたホームプログラムやセルフプログラムを提供します。
また、子どもや家族に関わる支援者たちをサポートし、より良い支援が継続できるよう働きかけます。
私たち自身の在り方として、相手の権利を尊重し、共感しながらわかりやすく伝えることを心がけます。
子どもや家族、地域とのつながりを大切にし、自己の心身の健康を整えながら専門性を高めていきます。
また、変化を前向きに受け入れ、相談しやすいチーム環境を築くことを大切にします。
私たちは、これらの価値観を大切にしながら、子ども・ご本人・ご家族・地域の皆さまと共に歩んでいきます。
OT
作業療法係は、一人ひとりの作業に注目し、その人らしい作業を通じて健康で幸せな生活を送れるよう支援しています。乳幼児期には、身近な大人と一緒に取り組む作業を大切にし、人との関わりを育むことを支えます。
また、対象の方の年齢や状況に応じて、「やってみたい」「できるようになりたい」作業や、ご家族が望む作業をどのように実現できるかを一緒に考え、取り組んでいます。
さらに、個人の作業だけでなく、地域全体の課題にも目を向け、作業療法の視点から地域の暮らしやすさや健康の向上にも貢献していきます。



PT
理学療法では、遊びや体操を通じて、寝る・起き上がる・座る・立つ・歩くなど様々な動作をサポートしています。運動の発達段階に合わせてご本人の動きを引き出したり、リラックスのためのうつぶせや食事を取りやすい座位など目的と活動に合わせた姿勢の提供、呼吸のしやすい体づくりの中で体調を整えるお手伝いをします。
私たち理学療法係は「健康に年を重ねる伴走者」をテーマに、関わる方々が「安楽に生活できること」を大切にしていきます。



ST
言語聴覚療法係では、ニーズを支えていけるよう、ご本人や関わる方々が安心して生活を送れるための支援を行っています。ことばやカード、機器を利用したコミュニケーションの支援や、安全に楽しくご飯を食べられるように食形態や姿勢の調整を行っています。
これらは入所の方々への支援と同様に、外来においても評価と定期療育を実施しています。
また、多職種と連携しながら、地域支援も行っています(認定こども園や保育園、発達支援センター、子育て支援センター、保健センターなど)。
一人一人が個性を発揮しながら主役として意思表出をし、生活していけるよう、チームの一員として、関わる周囲の人とサポートの仕方をシェアしていくことを心がけています。



リハ工学(RE)
リハビリテーション工学では、障害のある方が姿勢を保ち、移動や活動、コミュニケーションをスムーズに行えるよう、補助機器の製作や調整を行います。具体的には、姿勢保持具の製作、車いすや座位保持装置の適合、自助具やスイッチの工夫・製作などを実施します。
さらに、安全に使用できるよう、定期的な点検や修理対応も行います。
これらの作業には、多職種のスタッフとの連携が不可欠であり、利用者のニーズに応じた最適な支援を提供することが重要です。
