
昭和44年、旭川に重症心身障害児(者)施設北海道療育園の開設以来、私たちは旭川通園事業所、滝川通園事業所、美幌療育病院、ワークセンターぴぽろ、つつじの里など、重症児(者)、知的障害者の入所、通所の拠点施設を各地に開設し、また、相談支援センターや訪問看護事業所、居宅介護事業所など在宅支援に関する事業にも積極的に取り組んでいます。
法人には6つの基本理念がありますが、そのひとつである「福祉施設は社会の共有財産」という考えを大切にし、社会に対する公共性と責任を自覚し、福祉や医療、看護や介護の実践に努めています。
私たちの歩みは半世紀を超えましたが、新たな時代にむけて、私たちは「福祉の文化化」というテーマを掲げました。良い医療も、良い福祉も、文化に根ざした豊かな土壌のなかから芽を出し、育ち、花や実になると私たちは考えています。
心身に障害をもつ方々がそれぞれの場所で、日々、豊かで文化的な生活が送れますようこれからもさまざまな事業に取り組んでいきたいと思います。そして、私たちの働きを通して、すべての生命の大切さ、尊さが社会に広がっていくことを願っています。