ここでは、パソコン用のマウスにスイッチデバイスを接続するための改良を紹介しています。もともと、パソコンには、スイッチデバイスを接続する場所がありません。それを、簡単に行うためにマウスのクリックを利用しようというものです。実際に行うには、ちょっとした電子工作の知識や はんだ付けの経験がないと難しいかもしれません。尚、この改良によってマウスポインタを動かすことはできず、マウスの クリックのみを行うものです。従ってこの機能を利用するには、コミュニケーションエイドソフトのような、マウスクリックに対応したものが必要です。

 


 マウス本体は Win 用、 Mac用構造はそれほど変わりはないと思います。いずれにしても、この改良は「マウスクリック」をスイッチデバイスで行うために、その接続口のミニイヤホンジャック(メス)をマウスに取り付け、マウス内のスイッチ(マウスクリックとして使っている部分)と 細い配線で並列接続しています。
右はマウスの上カバーをはずしたところ。手前のマウスの外側に見えるのが、ミニイヤホンジャック(メス)で、マウスの下カバーに穴を開けて固定します。

上の写真を上から見たところです。既にミニイヤホンジャックの本体(黒い箱)の端子には赤い配線がはんだ付けされています。このタイプのミニイヤホンジャックの端子は5本ありますが、正しい端子を探 し、配線をはんだ付けします。
中央の黒い箱がマウスクリックのスイッチです。 このスイッチの裏側の基盤にイヤホンジャックからの配線を、はんだ付けします。
上の茶色の板を裏返すと右のような基盤があります。上の黒い箱の、真裏に端子が2〜3本出ているはずです。イヤホンジャックからの配線2本をはんだ付けします。

このページではスイッチデバイスの製作または機器類の改良の解説を行っている部分がありますが、これらは製作や改良を促すものではありません。もし、これら改良などを行う場合には各自の責任において行ってください。
 

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