感覚遊び

 

 

 

遊具や玩具を用いた感覚遊び

 皆さんはどんなことで楽しんでいるでしょうか?音楽を聴く、テレビを見る、運動をする、乗り物に乗る。また私たちの 生活においても体は絶えず何かに触れ、様々なものを感じています。

それを感じるのが「見る」「聞く」「揺れる」「触れる」というような感覚です。その感覚で私たちは楽しむという営みもしているのです。生活をする上で欠かすことの出来ない感覚。 私達が何気なく感じている感覚も、人それぞれ受け入れ方が微妙に違います。もし、その感覚 が受け入れがたい苦痛なものであるなら、楽しさよりも恐怖の方が先立ってしまいます。

 

 

例えば

・物に触るのが非常に感じやすい入所児(者)の場合

 まず自分の顔や人の顔を触ることやタオルや粘土等、身近な物を使ってその人が楽しめるような経験をさせていきます。そして徐々に、触れることが出来るものを増やしていき、触れる ことが楽しいと思えるように支援していきます。

 

・何に対してもあまり反応がないように思われる入所児(者)の場合

 周囲のざわつきや周りの物に敏感に反応してしまうため、結果として玩具に集中出来ないのかもしれません。そのような時は、 まず出来るだけ静かな場所で、物を整理し、狭い部屋等を活用して、その刺激だけに集中させることを試みます。そして、「見る」「聞く」「揺れる」「触れる」等、どの感覚が一番楽しめるか探っていきます。

 

 感覚遊びは「人に要求する、働きかける」「冒険心」や「探索心」等の情緒面や運動面等様々な所に反映するのです。 また、遊びの意欲を高めるために楽しい雰囲気作りや声かけ、励まし等も大変重要です。何気なく感じている感覚。それは素晴らしいものなのです。

  感覚あそびに使う遊具の紹介をします。